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走ると膝の内側が痛い「鵞足炎(がそくえん)」

2018年09月07日

{症状}

鵞足(がそく)とは膝の内側に付く「縫工筋」、「薄筋」、「半腱様筋」という筋肉が付く場所のことで膝を曲げる、内側の向ける働きをします。

そこが炎症を起こし日常生活で膝の曲げ伸ばし、特に伸ばしきった時や階段の昇り降り、歩いている時に膝の内側から裏側にかけて痛みが出たり、腫脹(腫れ)が発症するケガです。

重症の場合は膝を伸ばすことができなかったり、安静にしていても痛みが出ることがあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

{原因}

ランニングやジャンプ、サッカーのボールを蹴る動作、水泳の平泳ぎ等の膝をよく使うスポーツによるオーバーユースで発症しやすくなります。

また普段運動をされていない方も姿勢や歩き方、変形性膝関節症、O脚、X脚による筋肉の緊張で発症する事もあります。

 

 

 

 

{検査}

まず痛みのある場所を正確に確認してその場所を基準として、膝の内側から裏側を押して痛みがあったり、足首を外側に向けながら膝を伸ばして膝の裏側から太ももの裏にかけて痛みがあれば陽性の疑いがあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

{治療}

 

 

・低周波治療

オーバーユースで硬くなった筋肉を電気刺激で緩めて痛みの緩和と血流の促進

・アイシングor温罨法

初期の鵞足炎は炎症と腫れがあるのでまず冷やします。

何日かして痛みと腫れが引いてきたら温罨法で温めて、硬くなった筋肉を緩めていきます。

 

 

・手技療法

マッサージで痛みの出ている筋肉にピンポイントで治療をしていきます。

また痛みがあると鵞足に付く筋肉がうまく働かず、いわゆるかばう動きで周りの筋肉達が緊張するため鵞足炎が治った時に別の場所に痛みが出る可能性があるので、周りの筋肉も同時にほぐしていきます。

 

 

・包帯、キネシオテーピング

歩き方、変形性膝関節症、O脚、X脚による筋肉の緊張の原因であれば包帯の固定で痛みが緩和する場合があったり、運動をされる方では筋肉の動きを助けるキネシオテーピングでサポートができます。

必要に応じて当院で施術の中に入れたり、患者さんから要望があれば対応させて頂きます。

 

 

・セルフケア

鵞足炎はオーバーユースが原因なのでまず第一に安静です。

運動しながらでは運動後必ずアイシングをしてハムストリングス(太ももの裏の筋肉)と股関節内転筋(太ももの内側の筋肉)のストレッチが有効です。

肌がかぶれなければ痛い場所に湿布もして下さい。

この記事を見て当てはまる事があればぜひ一度当院に気軽にご相談下さい。



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