今回は、肘の痛み特に3つの症状についてお話しして行きます!
まず、「テニス肘」と「ゴルフ肘」は、クラブやラケットを使用したスポーツを行う人に多くみられるスポーツ障害です。
上腕骨外側上顆炎、内側上顆炎と呼ばれ、無理に手首と肘の力を使うことで、筋肉や腱の炎症に繋がり痛みが出ます。
〜症状〜
肘を曲げたり、捻る動作の時に肘や前腕に痛みを感じます。そして、タオルを絞る、ドアノブを捻る時や、ペットボトルの蓋を捻るなどの日常動作に痛みを感じます。
〜主な原因〜
体全体の使い方が適正でなく、力まかせにラケットやクラブを振ってボールを打っていると、肘やその周辺の筋肉に負担がかかります。これが繰り返し続くことによって、筋肉や腱の変性や炎症などが発生し、痛みが出てしまいます。
もう1つの症状「野球肘」です。
小学生、中学生で野球をしている子供達は、「野球肘」(正式には上腕骨内側上顆炎と呼ばれます)になりやすいです。特にピッチャーに多くみられる症状です。
成長途中で骨端周辺の骨や軟骨が未熟であるにもかかわらず、過度に投球を繰り返すことによって、肘関節を保護しているの軟骨や靭帯、筋肉、腱を痛めてしまいます。
また、骨の成長が完了した高校生や大人でも、軟骨や筋肉、腱付着部などの軟部組織に障害が起こります。
繰り返される投球動作によって、肘の内側にある靭帯組織が脆弱になってしまい痛みが出てしまいます。
☆治療☆
全ての症状に共通して、急性期のズキズキした痛みにはアイシングを。
痛みの落ち着いてきた慢性期には温めて血流を良くして行く事が大切です。
また肘から先(前腕)の筋肉を緩めていく治療をしていきます。
大会、試合前などでどうしても出なければいけない場合などには
当院でテーピングも行えます。
痛み、違和感の有る場合は、我慢せず当院にご相談下さい。